4シーズンぶり定置網漁再開 貨物船座礁事故で休漁続いた八戸港
3年前の貨物船座礁事故から休漁していた八戸港です。
定置網漁が4シーズンぶりに再開し、漁業者も安どしていました。
漁を再開したのは八戸みなと漁協所属の定置網船「第38善宝丸」9.7トンです。
午前5時すぎ、サバ3.4トンなどを八戸港の第2魚市場に水揚げしました。
善宝丸が所属する八戸みなと漁協では、2021年8月にパナマ船籍の貨物船クリムゾン・ポラリスが八戸港沖で座礁する事故を起こした直後から休漁を続けていました。
船体の大半が撤去され、海底に残る船体の固定作業が完了したため、4シーズンぶりに漁を再開しました。
けさは大きいサイズのサバが多く網にかかって高値で取引され、漁業者も安どしていました。
★第38善宝丸 尾崎幸弘船長
「こうやって漁ができたからすごく楽しくて これからまたどうなるかわからないけれど期待しています」
★貨物船船主側代理人 赤塚寛弁護士
「これからまだ漁が続きますので引き続き船主側としても、今年はちゃんと(推移を)見ていきたいと考えています」
八戸みなと漁協と一緒に漁を見合わせてきた市川漁協も、準備が整い次第漁を再開する見通しです。