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24日も通常運転…原子力機構が虚偽発表

2013年5月25日 16:26

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、23日に事故を起こした施設が24日の時点でも「通常通り運転中」と虚偽の発表をしていたことが判明した。

 これは、原子力機構の広報室が24日午後、「原子力機構週報」として各施設の稼働状況を発表したもので、23日正午前に事故を起こし、停止していたはずの茨城県東海村の実験施設は通常通り「利用運転中」とされていた。広報室によると、23日午後に東海村の実験施設に確認した際には「通常通り運転中」と報告を受け、事故の連絡を受けたのは24日午後10時頃だったためとしている。

 広報室は「結果的に虚偽の報告になったことをおわび申し上げたい」とコメントした上で、2度と起こらないよう機構内の報告連絡体制を改めて検証したいとしている。