インターネット掲示板「２ちゃんねる」が、今年上半期に削除の要請を受けた違法な書き込みのうち、約９割を削除せずに放置していることがわかった。

　警察庁によると、ネット上の通報窓口である「インターネット・ホットラインセンター」が今年上半期、２ちゃんねる上にあった１６２件の違法な書き込みについて削除の要請を行ったところ、約９割にあたる１４６件が削除されずに放置されたままだったことがわかった。

　違法な書き込みは携帯電話や口座の不正売買、薬物関連の情報で、ネット全体では約６５００件についてサイト管理者に削除を求め、９６％にあたる６３００件ほどが削除されている。しかし、２ちゃんねるについては、削除要請の９割を放置するなど際だって悪質な対応だという。