上半期の刑法犯 13年連続減
今年上半期に全国の警察が認知した刑法犯の件数は約54万件と、13年連続で減少したことが警察庁のまとめでわかった。このままいくと、戦後最少件数を更新するペースだという。
警察庁によると、今年1月から6月に全国の警察が認知した刑法犯の件数は前年同期比5万2117件減の53万9009件で、上半期としては13年連続で減少した。このままのペースでいけば、通年で戦後最も認知件数が少なかった昭和48年の119万549件より少なくなる見込みだという。
侵入盗や自動車盗などの重要窃盗犯が9.5%減少しているほか、過去3年間増加傾向にあった強制わいせつも6.4%減少している。
一方で、振り込め詐欺は30.6%増加しており、警察庁ではさらなる取り締まりと官民一体となった対策を進める方針。