人気ロックバンド「サカナクション」の事務所に「ライブを中止しないと誰かが私に刺されます」などとメールを送り業務を妨害したとして、無職の男が逮捕されました。

威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、無職の鈴木啓太容疑者（26）です。

警視庁によりますと鈴木容疑者は2023年10月、ロックバンド「サカナクション」の事務所に、「小樽市民会館のライブは中止しないと、メンバーやスタッフ、ファンの誰かが私に刺されます」などとメールを送信し、2024年6月と7月にも、「会場付近で大量に人が死にます なぜならば私が包丁を持ち歩いているからです」などと問い合わせフォームに投稿して、事務所に対応をさせたり、ライブ会場に警戒の強化をさせたりして、業務を妨害した疑いが持たれています。

調べに対し「私はやっていません」と容疑を否認していますが、鈴木容疑者はサカナクションのファンクラブに2016年から入会していたということで、警視庁が動機などを調べています。

逮捕を受け、サカナクションは公式サイトで、「関係機関の迅速かつ的確な対応に、心より感謝申し上げます」「今回の逮捕が、ライブ・コンサートを含むエンターテインメントの現場における脅迫行為の抑止につながることを願っております」などとコメントしています。