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ケネディ大使沖縄訪問 高校で生徒らと交流

2014年2月12日 18:11
ケネディ大使沖縄訪問 高校で生徒らと交流

 アメリカのケネディ駐日大使が就任後初めて沖縄県を訪れ、仲井真知事と会談した。

 11日に沖縄入りしたケネディ大使は12日朝、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑や「平和の礎」を訪ねた後、仲井真知事と会談した。

 「基地負担の軽減など、色んな形で大使の力を発揮していただきたい」-会談で仲井真知事が、沖縄の基地負担軽減に向けた取り組みを求めたのに対し、ケネディ大使は、アメリカ政府としても引き続き努力したいとの考えを示した。

 ただ、県民の反対が根強いアメリカ軍普天間基地の移設問題については、会談では双方とも触れず、野球のサインボールを交換したり、大使が知事に、故ケネディ大統領にまつわる記念品を贈ったりするなど互いに友好的なムードづくりに努めた形となった。

 一方、県庁前では、集まった市民らが大使に、普天間基地の名護市辺野古への移設計画を撤回するよう求めた。

 大使はこの後、那覇市内の高校を訪れ、文芸部の生徒たちと詩や短歌などについて話し合い、記念撮影もするなど、地元と交流する姿をアピールした。

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