×

激しい拘禁症…袴田巌さんの様子を姉が語る

2014年4月9日 22:11
激しい拘禁症…袴田巌さんの様子を姉が語る

 先月27日に再審が認められ、48年ぶりに釈放された袴田巌さんの姉・秀子さん(81)が9日、外国人記者のための会見に臨み、拘禁症に苦しむ袴田さんの様子を報告した。

 日本外国特派員協会で会見に出席した袴田巌さんの姉・秀子さんは、外国人記者らに袴田さんの無事を報告するとともに、入院中の様子について話した。

 秀子さん「だんだん良くなるとは思うが、拘禁症が激しいと感じる。8日も面会に行ったが、変なことをする。気長に見守っていきたい」

 再審開始については、現在、東京高裁の判断が待たれているが、西嶋勝彦弁護団長は、会見で「再審開始決定後に公判が始まるので、裁判が長引く恐れがある」と日本の再審制度の問題点を指摘した。

 西嶋弁護団長「袴田さんの決定を契機に、再審手続きを抜本的に改めるのも一つの課題」

 9日現在、袴田さんは都内の病院に入院しているが、いまだに退院のメドはたっていないという。