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辺野古キャンプ・シュワブで解体作業開始

2014年7月1日 18:40
辺野古キャンプ・シュワブで解体作業開始

 アメリカ軍普天間基地の移設先とされる沖縄・名護市辺野古の海兵隊キャンプ・シュワブ内で、滑走路建設予定地にある建物の解体作業が始まった。

 防衛省は1日午前、キャンプ・シュワブ内で、滑走路の建設予定地にある建物を取り壊す作業を始めた。辺野古崎の先端に近い地区では、重機で建物などを壊している様子が確認できたほか、基地のゲートではトラックなどの工事用車両が頻繁に出入りしていた。この一帯は当面、滑走路建設工事用の作業ヤードとされる予定。

 一方、政府は1日の閣議で、普天間基地を名護市辺野古に移設するための建設事業費として、今年度予算の予備費から約142億円を支出することを決めた。

 また、移設先の周辺水域約561万8000平方メートルを常時立ち入り禁止にすることも決定した。

 防衛省は今月中に、海底のボーリング調査に入る考えで、反対派による海上での抗議行動を封じる狙いがある。