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関東地方で“天気急変”「本当に怖くて、恐怖を感じた」 各地で激しい“ひょう”も 激しい雨・突風に注意

2022年6月2日 21:18
関東地方で“天気急変”「本当に怖くて、恐怖を感じた」 各地で激しい“ひょう”も 激しい雨・突風に注意

2日午後、関東地方でも大気が不安定となり、ひょうなどが降りました。群馬・高崎市で、ひょうが降る様子を撮影した人に、当時の状況を聞きました。関東や東北では2日夜にかけて急速に雨雲が発達するとみられ、激しい雨や突風、雷などに注意が必要です。

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2日午後6時前ごろ、群馬・高崎市では、木を大きく揺さぶる強い風が吹きました。

午後5時半すぎには、ひょうと雨が入り交じったものが降っていました。さしている傘がひっくり返るほどの強い風も吹きました。同じく高崎市の民家では午後5時半ごろ、大粒の氷の塊が屋根の上に打ち付ける様子が撮影されました。撮影者がカメラを畑の方に向けると、氷の塊が強風にあおられ、ネットの上を転がっていました。

同じ頃、高崎市の別の場所でも、氷の粒が降り始めました。

動画の撮影者
「突然、空が暗くなって、大粒のひょうが降ってきたという感じです。体に当たったり、頭に当たったりして痛いので、車に避難したって感じです。本当に怖くて、恐怖を感じました」

確かに、撮影者が手に取った氷の大きさを見ると、明らかに5ミリ以上の塊。高崎市内の各地で、ひょうが降りました。

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さらに午後6時前、前橋市の前橋駅前では、強い雨が降り始めました。ものの数分の間に、雨はどんどんと激しさを増していきます。帰宅途中だったのでしょうか。傘を持っていないため雨宿りをする人や、走って屋根のある場所に向かう学生の姿が見られました。

関東地方では、日中の気温が上昇する中、寒気が入り込んだ影響で、2日夕方になって不安定な天気となっています。その不安定さを表すかのように、前橋駅前では10分ほど雨がザーッと降った後、きれいな夕日が広がりました。

ただ、雨雲の範囲は広がっていて、埼玉県・北部と群馬県・南部には「竜巻注意情報」が発表されました。

群馬県の藤岡市役所によると、2日夕方に降ったひょうの影響で、窓ガラスが割れたという市民からの相談が15件ほど寄せられているということです。車を動かせないほど激しいひょうに、戸惑う人もいました。

関東や東北では夜にかけて急速に雨雲が発達するとみられていて、激しい雨や突風、雷などに注意が必要です。