原子力規制庁が事故原因の中間報告書案
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原子力規制庁は18日、福島第一原発の事故原因などについて、独自の調査結果をまとめた中間報告書の案を示した。
福島第一原発の事故原因をめぐっては、当事者である東京電力のほか、政府や国会、民間による調査委員会がそれぞれの調査結果を公表している。原子力規制庁は、これらの報告書の中で見解が異なっている点や、未解明とされている点について独自に検討を進めていて、18日、その中間報告書の案を示した。
事故当時、1号機の非常用交流電源が喪失した原因について、国会事故調が「津波ではなく地震による影響も否定できない」としているのに対し、規制庁は、現地調査を踏まえた結果、「地震ではなく、津波の浸水の影響だ」と結論づけ、政府事故調などの見解を追認した。
今後、専門家の意見などを反映させた上で、原子力規制委員会の了承を得て正式にとりまとめる方針。