２６日は各地で今年一番の猛烈な暑さとなり、熱中症の疑いで死亡する人が相次いだ。

　２６日、全国で最も気温が上がったのは、滋賀・東近江で３８．８℃。観測史上一番の暑さとなった。３５℃以上を記録した地点数は２３１地点で、今年最も多くなった。

　この猛暑の中、２６日、最高気温３８．７度を観測した兵庫県豊岡市で、草刈り中の８１歳の男性が熱中症の疑いで死亡するなど、２６日までに全国で計１０人が熱中症とみられる症状で死亡している。

　２７日は東日本から西日本の太平洋側で猛暑となる見込み。日中の予想最高気温は、熊谷、前橋、甲府で３７℃、東京都心や名古屋などで３５℃と予想され、熱中症に警戒が必要。

　また、２７日は現在晴れている関東地方を含め、北日本から西日本の広い範囲で、大気の状態が非常に不安定になる見込み。日本海側から雨雲が南下し、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る見込み。天気の急な変化や落雷・竜巻などの激しい突風にも注意が必要。