日本海側で38℃超 “熱中症”で4人死亡
日本海側で38℃を超えるなど、全国的に猛烈な暑さとなった13日、熱中症とみられる症状で4人が死亡した。
全国で最も気温が高くなったのは新潟県。上越市高田で38.5℃を観測。ほかにも県内29の観測地点のうち24地点で、35℃を超える猛暑日となった。13日の全国の最高気温をみると、猛暑日となったのは122地点で今年最多。
NNNのまとめによると、全国でこれまでに少なくとも572人が熱中症とみられる症状で病院に搬送され、4人が死亡している。
日本列島を襲った猛暑。その原因は、台風9号から変わった温帯低気圧。この影響で、日本列島には、南から暖かく湿った空気が入ってきた。この空気は、九州や四国、東海の山にぶつかり、上昇気流を発生させて雨を降らせた。その後、山を越えることで起きる「フェーン現象」により、空気が乾いて温度が上がったため、関東や北陸を中心に記録的な暑さをもたらしたのだ。
15日まで続く厳しい暑さ。一方、16日以降は、台風11号の影響で大荒れの天気も予想され、注意が必要だ。