法務省、「無戸籍」の実態を初めて調査
日本で生まれながら様々な事情で親が出生届を出さなかったため戸籍がない、いわゆる「無戸籍」となっている人について、法務省が初めて実態把握に乗り出した。
母親が元夫に子どもの存在を知られたくないなど、様々な事情で親が出生届を出さなかったため、無戸籍になっている人について法務省は、全国の市町村と法務局に情報収集を呼びかけ、初の実態把握に乗り出した。無戸籍のまま成人し、就職や結婚などで不利益を受ける人が存在し、社会問題となっていることを受けたもの。
今後、人数や実態を把握するとともに、無戸籍の人が戸籍に記載されるために必要な手続きを法務局を通じて案内したり、無戸籍であっても婚姻届を出すことができる場合があることなどを周知していく方針。