渋谷再開発 駅ビル工事開始へ起工式
6年後の2020年、東京・渋谷に高さ230メートル、地上46階建ての駅ビルが完成する。その工事が8月1日に始まることから、31日に現場で起工式が行われた。
今回の渋谷再開発計画では渋谷駅の上に東棟・中央棟・西棟の3つのビルが建設される予定。東棟は8月1日から工事が本格化し、完成すると地上46階建て、高さが渋谷エリア最高の約230メートルで、六本木ヒルズ・森タワーとほぼ同じ高さとなる。
東棟の高層階はオフィスエリアになる予定で、東急電鉄は今回の再開発計画で、渋谷駅周辺にのべ21.6万平方メートルのオフィスエリアをつくり、約2万人の会社員などが増えることを見込んでいる。
また、渋谷駅では去年、東横線が地下に移動して乗り換えが不便になり、駅の利用者の減少が課題となっているが、再開発計画ではJR埼京線と山手線のホームが近づいたり、東京メトロ銀座線のホームも移動するなどして便利になるという。
ただ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うのは東棟だけで、全体の完成予定は2027年度となっている。