台風11号が再上陸 各地で空の便に影響も
台風11号は10日午前10時過ぎに兵庫県赤穂市付近に再上陸した後、近畿地方を北上している。三重県には大雨特別警報が出ている。10日は広い範囲で大荒れとなるため、厳重な警戒が必要。
兵庫県内では神戸空港で40.6メートル、神戸市で28.7メートルの最大瞬間風速を観測。台風の接近とともに雨も強まり、神戸市で1時間に45.5ミリ、三木市で48.0ミリの激しい雨が降った。
三重県熊野市では10日午前11時現在、97世119人が公民館などに自主避難している。
帰省シーズンさなかの交通網にも影響が出ている。
神戸空港では、スカイマークの羽田便や新千歳便など午前中に発着する全便が欠航。午後の一部の便と合わせて29便の欠航が決まっている。また、関西国際空港では国内線と国際線の計63便、伊丹空港では羽田便を中心に77便の欠航が決まっている。その他、出雲空港、米子空港、鳥取空港を発着する便でも欠航が出ている。
東海道新幹線は一時、一部区間で運転を見合わせるなどダイヤに乱れが出ている。