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基地移設へ辺野古沖にブイ設置 市民は抗議

2014年8月14日 10:38
基地移設へ辺野古沖にブイ設置 市民は抗議

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設に向け、沖縄・名護市辺野古の海上に作業の区域を示すブイなどを設置する作業が14日から始まった。

 普天間基地の移設先とされる名護市辺野古のキャンプ・シュワブの沿岸部で14日朝から、作業の区域を示すブイやフロートを海上に設置する作業が始まった。この区域は関係者以外の立ち入りが禁止されており、海上保安庁のボートなどが警戒に当たっている。しかし、周辺の海域には市民団体の船なども出て作業に抗議しており、海上は緊迫している。また、キャンプ・シュワブのゲート前には、朝から約100人の市民らが集まり、抗議している。

 防衛省はブイなどを設置した後、周辺海域のボーリング調査を11月末までに完了させたい考えだが、反対運動が激しくなると作業の遅れも予想される。