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建屋周辺の地下水 東電が浄化試験を開始

2014年8月20日 20:48
建屋周辺の地下水 東電が浄化試験を開始

 東京電力の福島第一原発では、建屋周辺の地下水を井戸でくみ上げて海に流す計画で、東京電力は20日、地下水を浄化する試験を始めた。

 福島第一原発では、地下水が建屋に流れ込み、汚染水が増える原因となっていて、東京電力ではこの地下水をくみ上げて海に流す計画。地下水には放射性物質が含まれることから、東京電力は20日、地下水を浄化する試験を始めた。

 福島第一原発では、山側の井戸で汚染される前の地下水をくみ上げ海に放出する「地下水バイパス」が稼働しているが、今回の計画は、この地下水バイパスの水質基準と同じになる。

 東京電力では、試験の結果を待って漁業者に説明したいとしている。