国交省、都心上空飛行ルートの解禁を提案
羽田空港と成田空港の便数をさらに増やすため、国土交通省は、地元自治体の関係者を集めた第1回の協議会を開催した。
26日に開かれた協議会では、国土交通省からこれまで飛行していなかった都心上空の飛行ルートを解禁し、羽田空港・成田空港あわせて、便数を年間最大で約7万9000回増やす案が提案された。
これに対して地元自治体からは、航空機の騒音や落下物を懸念する声が相次ぎ、東京都からは「騒音の影響や安全性について詳しい情報が欲しい」と要望が上がった。
東京都・安藤副知事「(都民は)航空機騒音を今まで経験してきたことがないから、相当な騒音があると思っている。不安は当然だと思う」
国土交通省は協議会での意見を反映して、地元住民に理解が得られる具体策を作ることにしている。