ブドウ園でアライグマ対策 捕獲器を設置
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農作物を食い荒らすなどの被害をもたらす特定外来生物のアライグマが確認された。熊本県菊池市のブドウ園に、28日、捕獲器が設置された。
28日は、熊本県菊池市の職員2人が長さ90センチ、幅30センチのステンレス製の捕獲器6個を設置した。このブドウ園では、熊本県が設置したカメラに先月25日アライグマ1匹がうつっていた。
アライグマは北米原産で指が長く器用な前肢を持つため、スイカに穴をあけたり、トウモロコシの皮をむいたりするなど、農作物に大きな被害をもたらし、2009年の被害額は全国で約2億8000万円に上る。また攻撃性を持っていて、かまれた場合、狂犬病になるおそれもあるという。このため、環境省の特定外来生物に指定され、駆除の対象になっている。
熊本市立千原台高校の坂田拓司教諭は「アライグマが定着している福岡や佐賀から入ってきたのではないか。見つけたら熊本県や各市町村に連絡してほしい」と話している。