千葉工大の流星観測カメラ、再び打ち上げへ
去年10月にアメリカで起きたロケットの爆発事故で計画が中断していた千葉工業大学の観測カメラが、現地時間28日に再びアメリカで打ち上げられることになった。
千葉工業大学が開発した流星観測カメラ「メテオ」は、国際宇宙ステーション(=ISS)の実験棟に設置され、約2年間、超高感度カメラで観測を行い、流星群の実態解明などを進める計画だった。しかし去年10月、メテオを搭載した無人ロケットが打ち上げ直後に爆発。カメラは失われてしまった。
千葉工業大学は、カメラを再び無人ロケットに搭載し、現地時間28日に、アメリカで再び打ち上げると発表した。
惑星探査研究センター上席研究員・荒井朋子さん(44)「(事故は)信じられない気持ちでいっぱいでした。メテオが実際に宇宙ステーションに運び込まれたところまできたら安心できる。それまでは緊張しながらも、期待しながら見守りたいと思います」
カメラの設置は、日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが所属するチームが行うという。