日本一短い鉄道トンネル 70年の歴史に幕
「日本一短い鉄道トンネル」として知られる群馬県にあるJR吾妻線の「樽沢トンネル」が24日、約70年の歴史に幕を下ろす。
JR吾妻線の岩島~川原湯温泉駅の間にある全長7.2メートルの「樽沢トンネル」は、日本一短い鉄道トンネルとして知られている。八ッ場(やんば)ダム建設に伴い吾妻線の一部の線路が高台に付け変えられるため、トンネルは24日にその役目を終える。1945年から利用されてきたトンネルを列車がくぐる姿を一目見ようと、朝から多くの鉄道ファンらが詰めかけている。
鉄道ファン「きょうは休みをとってきた。あの光景は二度と見られないので」「名残惜しいですね。通学で学生時代3年間毎日通っていたので」
JR東日本によると、トンネルは当面このままの形で残すという。