【大会4日目】“逆転”で金メダル2個獲得 堀米雄斗はラスト1本で逆転し連覇 体操団体は最終種目で逆転し8年ぶりの王座奪還
■堀米雄斗が最後の1本で96.98点差を大逆転 暫定7位→金メダル
■体操男子団体が“絶望的な点差”から最終種目で大逆転 8年ぶりに王座奪還
最初のゆかでは3人がミス無く演技をまとめ、中国から0.734リードします。
しかし続くあん馬では橋本大輝選手が落下のミス。中国にかわされ0.5のビハインドとなりました。
その後、ライバルの中国に徐々に点差を広げられ、最終種目前には3.267差に広げられます。
苦しい展開となりましたが、鉄棒で中国の2番手・蘇イ徳選手が伸身トカチェフでまさかの落下。さらに再開後のコールマンでも落下するなど11.600と大ブレーキ。
最終種目での“絶望的”な点差から大逆転劇を演じ、8年ぶりの団体金メダルを手にしました。
■馬術で92年ぶりに銅メダル獲得 20点のペナルティーも団体では初の快挙
3選手の馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目による総合点で争う団体。減点方式のため、得点数の少なさで順位の優劣が決まります。
日本は、障害飛越前に馬の体調不良により、直前で馬を変更しなければならなくなるアクシデント。ペナルティーとして20点の加点がつき、3位から5位と順位を落とし、スタートすることになりました。
日本は田中利幸選手、戸本一真選手、大岩義明選手が大きなペナルティーもなく素晴らしい演技を披露。合計115.80で、1932年ロサンゼルス大会の障害飛越個人で金メダルを獲得した西竹一氏以来となる、銅メダル獲得。団体としては、史上初のメダルとなります。
この日、金メダル2個。銅メダル3個を獲得。合計のメダル数は12個(金6個、銀2個、銅4個)となりました。また、金メダルの個数が最も評価される「メダルランキング」では、開催国フランスやアメリカを抑えて1位に立っています。
▽メダルランキング(大会3日目終了時点)
1位 日本(金6・銀2・銅4)
2位 フランス(金5・銀8・銅3)
3位 中国(金5・銀5・銅2)
4位 オーストラリア(金5・銀4・銅0個)
5位 韓国(金5・銀3・銅1)
6位 アメリカ(金3・銀8・銅9)