安倍元首相死去 使用されたのは銃のようなものは手製か “爆発物”とみられるものも押収
8日昼前、奈良県で選挙応援中の安倍元総理大臣が銃で撃たれ病院で死亡が確認されました。奈良県警では、午後9時半から記者会見が行われています。容疑者の身柄がある奈良西警察署から最新情報を伝えてもらいます。
◇
奈良県警は会見で、現在も行われている容疑者の自宅の捜索で、手製とみられる銃のようなものを数丁押収したと発表しました。
殺人未遂の疑いで、現行犯逮捕された、山上徹也容疑者は、8日午前、奈良市内で街頭演説中に、手製の銃のようなもので発砲し、安倍元総理を殺害しようとした疑いがもたれています。
山上容疑者は、逮捕後の調べに対し、容疑を認めていて「特定の団体に恨みがあり安倍元総理がこれとつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」と供述し、取り調べに淡々と応じているということです。
また、犯行に使用された銃のようなものは、長さ40センチ程度だということで、警察は、見た目と容疑者の供述から明らかに手製のものと判断しています。
そして、安倍元総理の警護体制については、「今後の警護に支障をきたす」として、詳細を明らかにしませんでした。
警察は、90人態勢で捜査本部を設置し、今後は殺人事件として、捜査する方針です。
――今後の捜査のポイントは?
警察が行った山上容疑者の自宅の捜索では、銅線のようなものが取り付けられた“爆発物”とみられるものが押収されました。
先ほどもお伝えしましたが、犯行に使用された銃のようなものは手製のものとみられていて、 警察は、銃のようなものがどのような過程で、作成されたのかも調べるとみられます。
また、犯行現場には電車で訪れたということで、犯行前の足取りについても捜査を進める方針です。