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最低賃金“引き上げ目安額”ランク数、4→3に変更へ 現在の制度での見直しは初

2023年4月6日 20:26

最低賃金の引き上げの目安額を示すランクについて、現行の4つから3つに変更することが了承されました。現在の制度になって以来ランクの数が見直されるのは、初めてです。

最低賃金は、毎年47都道府県を地域ごとの賃金動向など経済状況にあわせてAからDの4つのランクに分け、引き上げの目安額を決定します。

このところ、都道府県ごとの格差が小さくなってきていることや、逆に区分が多い方が地域格差が広がる可能性があるため、厚生労働省の審議会は、ランクを現行の4つから3つに減らすことを了承しました。ことしの夏の審議から適用する方針です。

ランクの数が変更されるのは引き上げの目安額を4つのランクで示すようになった1978年以来、初めてのことです。