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御嶽山噴火 11人ケガ、うち7人意識不明

2014年9月27日 17:39
御嶽山噴火 11人ケガ、うち7人意識不明

 27日正午前、岐阜と長野県境にある活火山の御嶽山が噴火した。長野県に入った情報によると、11人がケガをしており、このうち7人が意識不明だという。

 国土交通省中部地方整備局が設置しているカメラでは、噴煙が山の南側斜面を下の方向に流れている様子が確認された。噴煙は火口から3キロ以上まで達したという。

 県危機管理部によると27日午後4時現在、7人が意識不明、11人がケガをしているという。また、長野県警によると、山頂には約150人が取り残された。県警によると4人が灰に埋まっているという情報もある。下山した人によると「突然、黒い煙が真横に流れて、その後、雷の音が3、4回轟(とどろ)いた」と話している。

 御嶽山9合目半の山小屋・覚明堂の男性「亜硫酸ガスのにおいが少し強くなった段階でいきなり噴火して黒煙が上がった。すごい爆発音ですね。30人以上の人が一斉に駆け込んできました」

 御嶽山の噴火は2007年にごく小規模な噴火が発生して以来、7年ぶり。御嶽山では今月10日から火山性の地震が増えていた。

 気象庁は噴火を受けて5段階の噴火警戒レベルを一番下の1からレベル3まで引き上げ、山頂火口から4キロの範囲では大きな噴石などに警戒するように呼びかけている。