取り残された登山者26人全員下山 御嶽山
27日、7年ぶりに噴火した長野と岐阜の県境にある御嶽山では、28日も噴煙が激しく上がっている。岐阜県下呂市の小坂登山口では28日午前11時半頃、山頂付近に取り残されていた登山者26人全員が下山した。
山頂近くの山小屋では、登山者や小屋の従業員など総勢36人が一夜を過ごした。そのうち、23人の登山者が28日午前9時過ぎ、下呂市の小坂登山口まで自力で下山した。登山者はしっかりした足取りだったが、噴火してから1日近くたってからの下山に、疲れ切った様子を見せていた。この中には、10歳と6歳の男児2人も含まれている。そして、28日午前11時半頃、登山者26人の全員が下山した。
また、鎖骨を折って重傷の40歳前後の女性1人が、警察のヘリでつり上げられ、病院に救急搬送されている。意識はしっかりしているという。