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土砂災害から1年 伊豆大島で追悼式

2014年10月16日 17:42
土砂災害から1年 伊豆大島で追悼式

 死者36人、今も3人が行方不明となっている伊豆大島の大規模な土砂災害から16日で1年がたった。伊豆大島から久野村有加記者が中継。

 伊豆大島の元町地区では1年前、山から流れ出した土砂が沢をつたって一気に海まで流れ出した。かつて住宅があった場所には献花台が設けられている。

 住民は午前6時頃から花を手向けに集まり、午前9時半に黙とうがささげられた。午後からは最も多くの方が亡くなった元町神達地区でも追悼式が行われた。

 母と姉夫婦を亡くした人「何も変わらず、時間だけがたっただけというか、あまり気持ちの中で変わりはないです」

 土砂災害で400棟の家が流された場所は、整地はされたものの、現在も更地のまま。町から土砂やがれきは無くなり、その処理については今年中に終わる予定になっている。

 しかし、地面がむき出しのままの山や新しい建物が何もない更地を見て、住民は「目に見える復興」を目指したいと話している。