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最終処分場候補地、住民抗議で調査見送り

2014年10月24日 17:15
最終処分場候補地、住民抗議で調査見送り

 原発事故の影響で放射性物質に汚染された廃棄物の最終処分場をめぐり、環境省は宮城県内の建設候補地でボーリング調査に着手しようとしたが、住民らが抵抗したため、24日の調査を見送った。

 指定廃棄物の最終処分場建設に向け、環境省は宮城県内3つの候補地を1か所に絞り込むボーリング調査に24日午前、着手する予定だった。このうち調査に反対している加美町では住民らが座り込んで候補地手前の道路をふさぎ、さらに猪股町長が訪れた環境省の職員に抗議した。抗議を受け、環境省は24日の調査を見送った。

 また調査は3か所同時で開始することが条件として出されていたため、栗原市と大和町でも中断された。