アスベスト被害訴訟 厚労相が原告団に謝罪
大阪の泉南地域のアスベストによる健康被害をめぐる裁判で、最高裁判所が国の責任を認めたことを受け、27日午後、塩崎厚労相は提訴以来、初めて原告団と面会し、謝罪した。
塩崎厚労相「国の責任が認められた皆さんに対し、心よりおわびを申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」
原告団共同代表・山田哲也さん「引き続き泉南アスベスト被害の早期の全面的な救済と、二度とこうした被害が発生しないよう全力でご尽力いただくことを切にお願い申し上げます」
アスベストによる健康被害をめぐる裁判で、塩崎厚労相は27日、原告団と初めて面会し、国が規制を怠ったと最高裁が責任を認めたことについて謝罪した。また、賠償額を算定するため大阪高裁に審理を差し戻された一部の原告についても和解する方針などについて説明した。これに対し原告団は、全員について早期の救済を訴えた。