原発事故賠償 飯舘村住民の半数が申し立て
福島第一原発の事故の賠償をめぐり14日、福島・飯舘村の住民約2800人が東京電力に慰謝料の増額などを求め、裁判外の紛争解決の申し立てを行った。
原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てを行ったのは、飯舘村の住民約2800人。住民らは東京電力に対し、避難生活に対する慰謝料を、現在の1人あたり月10万円から月35万円に増額することや、生活が壊されたことに対する慰謝料1人あたり2000万円などの支払いを求めている。
飯舘村ではこれまで一部地域の住民が裁判外紛争手続きの申し立てを行っていたが、今回の申し立てには住民の半数近くが参加したという。