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塩崎厚労相“高度なウイルス研究”を要請

2014年11月17日 19:11
塩崎厚労相“高度なウイルス研究”を要請

 塩崎厚労相は17日、国内でエボラウイルスの検査を行っている国立感染症研究所で、さらに高度なウイルスの分析や研究ができるよう、地元の東京・武蔵村山市長に要請し、国と市で協議を始めることで一致した。

 国立感染症研究所・村山庁舎には最も危険度の高いウイルスなどの研究設備はあるものの、地元の反対などがあり国内でウイルスの型を特定するなど、さらに高度な分析や研究はできない。

 塩崎厚労相は17日、国内でのエボラ出血熱の感染例に備えるため、武蔵村山市長と面談し、高度安全実験施設として稼働できるよう要請した。これに対し市長は国の責任で万全な安全対策を講じることと、市民の理解を得ることを大前提に、協議を進めていくことを了解した。