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今度は手術ミス…男性死亡 群馬大学病院

2014年11月19日 0:08
今度は手術ミス…男性死亡 群馬大学病院

 腹腔(ふくくう)鏡による肝臓手術で8人が死亡したことが明らかになった群馬大学病院で、十二指腸の腫瘍の摘出手術を受けた男性が手術のミスで死亡していたことが分かった。

 群馬大学病院によると、去年4月、群馬県の50代の男性が十二指腸の腫瘍の摘出手術を受けた際に、執刀した40代の医師が胆汁などを排出する処置を怠ったという。手術の際、臓器の一部を傷つけたことで胆汁などがたまった可能性もあるということで、男性は手術後に深刻な肝障害を起こし、今年2月、死亡した。群馬大学病院は、手術前の説明が不足していたことや、手術にミスがあったことを認め、遺族に謝罪したという。

 群馬大学病院では、腹腔鏡を使った難度の高い肝臓切除手術を受けた8人が死亡していたことが先週、明らかになったばかり。