聖マリアンナ医大病院を立ち入り検査 川崎
聖マリアンナ医科大学病院の精神科医が専門資格を不正に取得していた問題で、神奈川県川崎市は13日から病院の立ち入り検査を行っている。
この問題は、川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院の医師が、重い精神障害のある患者を強制的に入院させる判断などができる「精神保健指定医」の資格を不正に取得していたもので、これまでに厚生労働省は医師11人と指導医12人の計23人の資格を取り消している。
こうした中、川崎市は13日から病院に対する定期的な立ち入り検査を時期を早めて行っている。立ち入り検査では通常の検査項目に加えて、患者や医師からの聞き取り調査を行い、問題の経緯や「精神保健指定医」の資格が取り消されたことで今後も診療体制を維持できるかなどを重点的に調べるという。