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市の発注業務請け負い「資格なし」市議辞職

2015年6月20日 1:21
市の発注業務請け負い「資格なし」市議辞職

 熊本県上天草市議会の新宅靖司議員(56)が、市が発注する業務を自分で請け負ったとして、議会の特別委員会で「議員の資格がない」とされ、19日に辞職した。

 新宅議員は2013年から去年にかけて、市が建設を予定していた弓道場の土地の区画を分ける業務など計4件・約70万円を、自分が経営する土地家屋調査士事務所で請け負っていた。

 地方自治法では「議員はその自治体から業務を請け負うことができない」と規定されていて、市議会の特別委員会は今月8日、新宅議員について「議員の資格はない」と結論付けた。

 新宅議員は19日、議長に辞職願を提出、本会議で認められた。辞職願を提出した後、新宅議員は報道陣の質問に答えず、議場を後にしたが、自分を撮影していたテレビカメラを持っていた紙袋でたたく場面もあった。