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白馬村で倒壊住宅の取り壊し作業始まる

2014年11月29日 17:18
白馬村で倒壊住宅の取り壊し作業始まる

 長野県白馬村などで住宅が全壊するなど大きな被害を受けた地震から1週間がたった29日、白馬村では倒壊した住宅の取り壊し作業が始まった。

 白馬村の神城地区では雨の中、29日午前10時頃から重機を使って倒壊した住宅の屋根や壁などが取り壊された。村では全壊や倒れて道路を塞いでいる住宅などの解体を優先的に行っている。1階部分が潰れ、家の中の貴重品が取り出せずに残っているという人もいて、解体作業を中断しながら進めていた。

 白馬村では27棟の住宅が全壊し、今も約150人が避難所で生活を続けている。村内に35世帯分の仮設住宅の建設に向けて準備を進めているが、完成までに時間がかかる見通しで、村では二次避難場所として村内のホテルや民宿などの確保を進めている。

 豪雪地である白馬村では、今後の雪による復旧作業への影響も心配されている。