天皇陛下の傘寿を記念した皇居・乾通りの一般公開が３日から始まった。春の一般公開を上回る人が皇居を訪れている。宮内庁の庁舎前から笛吹雅子記者が中継。

　３日朝は、午前９時の段階で長い行列ができていたことから、午前１０時に予定されていた開門が急きょ３０分早めて行われた。春の一般公開では、午前１０時の開門時の人数は４５００人だったが、３日はそれを上回る６０００人が列を作った。

　皇居・乾通りの一般公開は、天皇陛下の傘寿を記念して今年の春と秋の２回行われ、初めての公開となった春には５日間で３８万人を超える人が訪れた。

　紅葉を見てきた入場者「白壁と石垣、それと紅葉と両方うつっているところがいいのかなと」「池にうつった紅葉がきれいでした」

　宮内庁によると、今回は春の経験を踏まえ、トイレの数を増やしたり人の流れをよくするなどの工夫をしているという。午前１１時半現在で、２万８０００人が訪れているという。

　一般公開は７日までで、午前１０時から午後２時半までに皇居・坂下門から入門することができる。