抱っこひも事故相次ぐ 安全基準づくり確認
抱っこひもなどから乳幼児が転落する事故が相次いでいることを受け、安全対策を協議していた東京都は25日、メーカーなどに対し安全基準の強化などを求める提言をまとめた。
抱っこひもなどの器具をめぐっては、保護者が前かがみになった時などに乳幼児が転落する事故が相次ぎ、頭の骨を折るなど重症化するケースもあったことから、東京都が安全対策を話し合っていたもの。25日に行われた協議会の最終報告では、消費者の使用実態を踏まえた商品開発や安全基準づくりを行うこと、安全意識の向上に向け積極的な注意喚起を進めていくことなどが確認された。
これを受け、メーカーなどの事業者団体は来年2月に安全協議会を新たに設置し、情報共有を図りながら安全対策に取り組んでいくという。