“寒ブリ大漁”港は活気づく 富山湾
寒ブリのシーズンを迎えた富山湾では28日朝、各地の漁港で千数百本のブリが水揚げされ、需要が高まる年末年始に港は活気づいた。
3日前に「ひみ寒ぶり宣言」が出されたばかりの富山県氷見市の氷見漁港には、沖合の定置網に入った「ひみ寒ぶり」が1700本余り水揚げされた。大きさは脂がのって丸々と太った10キロ前後を中心に、14キロを超えるものもあり、仲買人は「これぞ氷見のブリだ」と顔をほころばせていた。
一方、富山県射水市の新湊漁港でも28日朝、ブリが2000本近く水揚げされた。漁港関係者によると、これほどの大漁は約10年ぶりだという。
富山湾のブリ漁は、これから本格的なシーズンを迎える。