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恒例「超早出し」サクランボを出荷 山形

2015年1月4日 17:42
恒例「超早出し」サクランボを出荷 山形

 新春に彩りを添える恒例「超早出し」のハウスサクランボが4日、雪に囲まれた山形県天童市の農家から首都圏などに向けて出荷された。

 天童市荒谷の花輪和雄さんのハウスではサクランボの代表品種「佐藤錦」が初夏を先取り、真っ赤な実をつた。この佐藤錦の木は去年の6月から4か月間冷蔵庫に入れられ、休眠させたのち、ハウスで加温。新年の出荷を目指し促成栽培を行ってきた。

 4日は、家族らが丁寧に実を収穫し、箸を使って、桐(きり)の化粧箱に佐藤錦を詰め込んだ。ことし出荷される早出しサクランボは約10キロで、5日に東京の大田市場などでセリにかけられる。

 去年は、2Lサイズで500グラム入りのものが15万円で競り落とされた。ことしは果たしていくらの値がつくのか?関係者は高値での取引に期待を寄せていた。