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“深海のサメ”青森で初めて生きたまま捕獲

2015年1月12日 22:22
“深海のサメ”青森で初めて生きたまま捕獲

 深海2000メートルに生息する「カグラザメ」が津軽海峡で生きたまま捕獲され、公開された。

 青森市の県営浅虫水族館に保護されている「カグラザメ」は体長2メートルほどのメスで、まだ子どもと見られている。今月8日、むつ市大畑町沖の津軽海峡で水深27メートルに仕掛けた定置網に掛かった。普段は温帯から熱帯の深海2000メートルに生息していて、生きたまま捕獲されたのは青森県内で初めて。

 県営浅虫水族館・魚類展示課、久保真司さん「たまにえさを追い求めて浅瀬に上がってくることがあって、もしかしたら浅瀬に上がってきたところを(網に)入ってしまったのかも知れません」

 「カグラザメ」は11日と12日だけ特別に公開された。カグラザメは目が青緑色でエラの数が多く、1つしかない背びれがかなり後方についているのが特徴。

 むつ市大畑町沖では去年もカグラザメが捕獲されており、なぜ津軽海峡に迷い込んできたかははっきりしないという。