阪神・淡路大震災から20年 鎮魂の祈り
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6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から17日で20年。兵庫県内の各地で追悼行事が行われている。神戸から横須賀ゆきの記者が報告。
神戸市の中心にある東遊園地には、午前7時点で去年の3倍近くの人が訪れ、鎮魂の祈りをささげている。20年前、たった15秒ほどの揺れが一瞬にして街を、多くの人の暮らしを変えた。
母親と兄を亡くした女性「亡くなった人に対してね、20年という区切りはないのね。だから区切りなんてつかない」
両親を亡くした女性「亡くなったのはわかってるんだけど、わかりたくないっていう気持ちがずっとありました」
子供を亡くした女性「時々笑いながらでもお話をすることもありますけど、やっぱり気持ちとしてはいつまでも寂しいし、辛いし、皆さんそうですけど変わりはないですね」
4歳の孫を亡くした女性「助けてあげられなくて、自分が事切れる時まで謝り続けるしかないなと思っています」
夫を亡くした女性「(孫が1月)23日に生まれているから、大変なときに。大きくなって、(夫が)いてくれたらどんなに喜ぶか」
防災を学んでいる高校生「見た目はだいぶ元に戻ってきているけれど、悲惨な状況に20年前はなっていたということをリアルに伝えていけたらと思います」
震災の年に生まれた子どもたちが今年、成人式を迎えるほど長い月日が流れた。震災を知らない人が増える中、経験と教訓を次の災害に生かすためにも、語り継ぐことの大切さを改めて、実感している。