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ノバルティスファーマを業務停止処分の方針

2015年2月3日 20:43
ノバルティスファーマを業務停止処分の方針

 大手製薬会社・ノバルティスファーマが、抗がん剤などの副作用情報を国に報告していなかった問題で、厚生労働省は、ノバルティスファーマを業務停止処分とする方針を固めた。

 ノバルティスファーマは、抗がん剤など26種類の薬の3264例の副作用について、法律で定められている国への報告を怠っていたと去年、発表している。この問題について、厚労省は業務停止処分に踏み切る方針を固めた。今後、会社側の弁明を受け、内容や期間を決めるという。

 ノバルティスファーマをめぐっては、白血病治療薬の副作用を報告していなかったため、去年7月、厚労省から「業務改善命令」を受けたほか、血圧を下げる薬、ディオバンについて虚偽の広告を出したとして元社員が起訴されている。