将棋・里見女流五冠、棋士編入試験で2敗目 初の女性棋士へ1局も負けられない状況に
22日、里見香奈女流五冠が棋士編入試験の第2局で2敗目を喫し、女性初の棋士をかけた残りの対局で負けられない展開となりました。
先月の大阪での第1局では、今年度、勝率トップの棋士に敗れた里見女流五冠。22日の第2局は、東京の将棋会館で行われました。
相手はことし棋士になった岡部怜央四段。「里見さんが人生をかけている大一番なので、その気持ちに失礼のない様に対局したい」と語っていました。
対局では互角の戦いが続き、里見女流五冠が終盤に一時優勢となりましたが、逆転を許し、2敗目を喫しました。
里見香奈女流五冠「大事なところで間違えてしまって…。(残りの対局で)自分の力を出し切れるようにがんばりたいと思います」
残る3回の対局にすべて勝利すれば、女性初の棋士となりますが、もう1局も負けられない状況に追い込まれました。