「エホバの証人」159人“性的虐待”訴え 宗教2世団体が国に調査を求める
宗教団体「エホバの証人」の宗教2世でつくる団体が、信者の子供が幼いときから性的な表現を聞かされるといった性的虐待が起きていると訴え、国に調査を求めました。
この調査は「エホバの証人」の宗教2世の団体がSNSを通じ、信者らに呼びかけたもので、こども家庭庁に28日、結果を提出しました。調査結果によりますと、159人から218件の性的被害が報告され、うち187件が未成年の時に受けたものだとしています。
具体的には、教団の集会などで年齢に見合わない性的な表現を含んだテキストを見せられるなどしたと答えた人が139人にのぼり、およそ50人が小学校入学前の被害だということです。
また、教団内で良くないこととされる、信者ではない異性との交際について、男性幹部から性的経験など詳細な聞き取りを受けたといった回答も多くあったということです。
こうした背景について、教団内のルールや慣習が被害を生み出しやすくしていると指摘し、国として調査してほしいと訴えました。
JW児童虐待被害アーカイブ・綿和孝代表(仮名)「誰も助けてくれない状況の中で、なんとか生きのびてきているという話をいっぱい耳にしてきまして」
一方、教団は日本テレビの取材に「信ぴょう性が不確かな情報についてコメントできない」としています。