来年春、卒業予定の大学生を対象とした企業の採用活動が１日に解禁され、都内で開かれている合同説明会には大勢の学生が参加している。

　１日、東京・秋葉原で開かれている合同説明会「ダイヤモンドＬＩＶＥセミナー」には４５の企業が参加。リクルートスーツに身を包んだ約５５００人の学生は、企業の説明に真剣な表情で聞き入っていた。政府が就職活動の長期化を避け学生が学業に集中できるよう要請したことを受けて経団連は、企業の採用活動の開始時期を遅らせる指針を作成した。このため来年春に卒業予定の大学生から会社説明会は３か月遅れて１日に解禁、面接などの選考は８月が解禁となっている。

　大学３年生「解禁ということで、心持ちは熱いです」「まだちょっと緊張していて、何からやったらいいのかちょっと戸惑っている状態です」

　景気回復の傾向を受け企業は採用活動を活発化させているが、学生にとってはこれまで以上に短期決戦となるため、不安の声も聞かれた。