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専門家が箱根山調査 マグマの活動活発化か

2015年5月19日 13:57
専門家が箱根山調査 マグマの活動活発化か

 火山活動が続く神奈川・箱根山で19日、火山ガスの専門家が調査を行い、マグマの活動が活発化しているとの見方を示した。

 調査を行ったのは、長年、箱根山で火山ガスの調査を行っている東海大学理学部・大場武教授のチームで、調査は大涌谷周辺の規制エリアの外側で行われた。大場教授らが火山ガスを採取して成分を分析した結果、11日の調査よりも火山ガスに含まれる二酸化炭素の割合が高まっていたということで、マグマの活動が活発化しているとの見方を示した。

 大場教授「群発地震が起きてから、CO2(二酸化炭素)と硫化水素の比が増加しているけど、きょうも1週間前の値に比べて、さらに増加しています」

 大場教授は、地中の火山ガスの圧力が高まっていることが地面の隆起につながっていると分析していて、引き続き小規模な噴火にも警戒が必要だとしている。