佐世保同級生殺害 児相の対応で県が報告書
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長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、県は児童相談所の対応を検証した報告書を県議会に提出した。
長崎県福祉保健部・伊東博隆部長「より適切な相談対応に向けて児童相談所の職員の研修の充実や、重要事案等にかかる所内協議の徹底、関係機関との円滑な連携に努めていく」
佐世保市の児童相談所では、課長のパワハラの影響で加害少女を診察していた医師からの相談を「問い合わせ」として職員が処理し、放置していた。
県がまとめた報告書には、資質向上に向け管理職員を含めた内部研修を定期的に行うこと、電話相談はいったん回答を保留し組織的に協議することなどを盛り込んでいる。
さらに、警察や教育委員会などとともにつくる協議会を積極的に活用するため、開催の基準や手続きを明示した手引をつくることもあげている。
報告書は先月、県議会にいったん提出されていたが、「改善点が明確になっていない」などとして、再度内容を検討するよう求められていた。