中間貯蔵施設へ 廃棄物の試験的な搬入開始
![中間貯蔵施設へ 廃棄物の試験的な搬入開始](https://news.ntv.co.jp/gimage/n24/articles/170df578dce643daaef1f52eae5982c1/20150313_0058.jpg?w=1200)
福島第一原発事故に伴う除染で出た廃棄物を30年間保管する中間貯蔵施設を巡り、廃棄物の試験的な輸送が13日から始まった。
国が大熊町と双葉町に造る中間貯蔵施設は、福島県内の除染で出た廃棄物を30年間保管する施設。13日から仮置き場からの試験的な輸送が始まり、施設内の一時的な保管場へ約12トンが運ばれた。今後、国は16平方キロメートルの土地に最大で東京ドーム18杯分の廃棄物を搬入する計画だが、用地確保に向けた地権者との交渉は難航するとみられている。
大熊町の地権者「国が一方的に決めて一方的にやってること。地権者を蚊帳の外に置いて、30年後に移動するというようなことを言っても、おそらく最終処分地は見つからないだろう」
試験的な輸送は13日から1年間行われ、国は搬入ルートの安全性などを確認するとしている。