桂米朝さんに最後の別れ…告別式1500人
先週、89歳で死去した落語家・桂米朝さんの告別式が大阪府吹田市の葬儀場で営まれた。
告別式は25日午前11時から神式で営まれ、俳優の近藤正臣さんら生前ゆかりのあった人たちや一般の弔問客約1500人が参列した。
祭壇に飾られた写真は2005年に撮影されたもので、米朝さんはやさしく穏やかな笑みを浮かべていた。
上方落語協会会長・桂文枝さん「人間国宝になられ、また落語家として初めて文化勲章を受章されました。この偉業は我々、上方落語家の誇りでございます」
米朝さんの筆頭弟子・桂ざこばさん「みんな弟子たち、力を合わせて米朝の名前を汚さんように頑張りますので、一門を末永くお願いいたします」
戦後、衰退していた上方落語の復活に力を注ぎ、品格に満ちた話芸で観客を魅了した桂米朝さんに、多くの人が最後の別れを惜しんだ。