×

首都直下地震の減災目標 死者半減など

2015年3月31日 14:33
首都直下地震の減災目標 死者半減など

 政府は31日の閣議で、首都直下地震で想定される死者などを今後10年で半減させる事などを柱とした減災目標を決めて、対策の基本計画に盛り込んだ。

 政府が2013年に公表した首都直下地震の被害想定では、東京都区部南部を震源とする直下地震では、最悪の場合死者が約2万3000人、全壊焼失する建物は約61万棟としている。

 31日の閣議で決まった対策の基本計画では、減災目標として死者数と全壊焼失する建物の数を今後10年間で半減させたいとしている。

 目標を達成するため具体的には、耐震化率を2020年までに95%に引き上げる事や、木造住宅が密集する地域を中心に強い揺れを検知すると同時に電気を止める感震ブレーカーを普及させる事が必要としている。